監査法人の監査報酬について


監査役は監査法人との面談、聴取を通じて、監査法人の監査計画の内容、会計監査の職務遂行状況、及び監査報酬の見積もりの根拠などについて吟味します。

 

監査役はその上で監査報酬に合意するか否かを株主総会で報告します。

 

→監査法人の工数見積もりについては以下を参照


監査法人の監査報酬プロセス


監査報酬の決定プロセスは複雑です。

 

基本は工数計算ですが・・・

 『監査報酬=人日×1日当たり単価』

 

 システム会社が工数見積もりをするような個別原価計算です。

→現在の工数単価の相場は10万円/日~20万円/日のようです。

 

こうした工数以外に以下のような重要な考慮要素もあるので、一律には監査報酬の大小を比較できません。

 

 ●監査報酬決定の重要な考慮要素

  ①会社規模

   →売上、総資産、子会社数、事業所数

  ②セグメント数

  ③業種

  ④内部管理体制 

監査報酬は有価証券報告書などで確認できるので、御社に似た他社事例なども参考にしましょう。

 

●参考 監査報酬

「2016年版 上場企業監査人・監査報酬実態調査報告書」